これからの教育をあれこれ考える

未来を見据え、持続可能に生きていける子どもたちを育てるために、学校で何ができるのかを試行錯誤中です。

迷子上等!気の向くままに探索することの大切さ

探索。

特定の制約条件を満たす物を見つけ出す行動のこと。(辞書によると)

つまり、ゴールがあって、そのゴールに向かって試行錯誤することなのかな。

 

でも、ゴールまでの道のりはまっすぐではない。

だからこそ、気の向くままにできるようにしたい。

子どもたちの興味や関心は個人差がある。

この個人差は大切にしたい。お互いに大切にし合える学級にしたい。

 

自分がしたいこと、興味があること、楽しそうなこと、わくわくすること。

そのひとつひとつを調べたり、追究していきながら、

お互いの調べたことがつながりあい、やがてゴールにたどり着く。

ひとつひとつの点がつながって、

やがて大きな線や点になるように。

 

でも・・・

最近、ゴールにたどり着かなくてもいいや!って思っている自分がいる。

むしろ、たどり着かない方が楽しい。

子どもたちひとりひとりの興味が広がり、好きなものが広がる。

そうすることで、新たな可能性が生まれるのではないかな。

そんな気がしている。

 

ただし、そこまで自由に探索するためには

やっぱり、最終的に戻ってこれる「安全基地」が必要なんだろうな。

それは、息子を見ながら、ふと思ったこと。

息子は、はいはいができるようになり、

家中、好きなところ探索している。そして、楽しそうなところがあると止まり、

漁り、舐め、確かめ、そして次の所へ向かう。

つかれると私か妻の所へ戻り、休憩をする。少しの間抱っこされると安心して眠る。

そして、次の探索へ向かう。

 

果たして、今の学校は安全基地になりえているのだろうか?

人と違う行動をすると怒られ、同調圧力がかかっている。

同じ時間に、同じ内容の勉強を、同じようにさせられる。

もちろん、個性もばらばらな子どもたちなのに。

そこから見直していかないと、ほんとの意味で安心できないんだろうな。

 

まずは、すべての子どもが安心して探索に向かえる学級をめざしたい。