これからの教育をあれこれ考える

未来を見据え、持続可能に生きていける子どもたちを育てるために、学校で何ができるのかを試行錯誤中です。

6Csまとめ

6Csについて、自分なりにまとめてみる。

実践も交えながら。

 

6Csについて、詳しくはこちらの本をご覧ください。

具体例もたくさん書いてあり、とても分かりやすいです。

 

科学が教える、子育て成功への道

科学が教える、子育て成功への道

  • 作者: キャシー・ハーシュ=パセック,ロバータ・ミシュニック・ゴリンコフ,今井むつみ,市川力
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/08/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

6Cs 

コラボレーション

コミュニケーション

コンテンツ

クリティカルシンキング

クリエイティブイノベーション

コンフィデンス

   

6つの力は独立しているわけではない。

コラボレーションしながらコミュニケーションをする力を高める。

そして、コミュニケーションをとることで、より深く、活用できるコンテンツが身につく。

さらに、コンテンツを組み合わせたり、コンテンツをもとにして判断したり、コンテンツを疑うことによりクリティカルシンキングが身についていく。

クリティカルシンキングが身につけば、自分自身や地域や地球の課題が見えてくる。そこで解決のためにクリエイティブイノベーションが必要となるのだ。

そして、クリエイティブイノベーションしたことを実践するためにはコンフィデンスがなければ挑戦できない。このように、6つの力が支えっているのである。

 

例えば、町探検。いや、ここは「町探索」と言った方がよいかな。

とにかく、自分たちの住んでいる町を探索する。

あてもなく。目的もなく。とにかく、目に入ったもの、興味があるものを

どんどん見つける。教師は、ジェネレーターとして、いっしょになって探索を楽しむ。

ときには「この葉っぱすごい!」とか、

「なんでこんな形なんだろう?」と、大きな声でぼやく。

そうすることで興味をもてる子もいるはず。

この時間がコラボレーション。

一緒にやりとりしながら探索を楽しむ。

 

そして、学校に帰り、気づいたことをどんどん伝えあう。

そんな中で「俺もそれ気づいた!気になった」

「〇〇道路にも同じ葉っぱがあったよ!」

と、意見がどんどんつながっていく。

これがコミュニケーション。

そんな中で「なんで?」とか「これってなんだろう?」

が生まれる。

そこで初めて調べたり、学習したり、場合によっては教師が教えたりすればよい。

そうすることで、子どもたちにとってより生きた知識になる。

自分たちで気になって追究したことだからどんどん調べも進む。

これがコンテンツ。

ここまででも楽しい学習になりそう。

 

でも、さらに続く。

欲を言えば、この状況でもう一回探索へいきたい。

それにより、「あ!この葉っぱが〇〇だ!」

「実はこの用水路はこんな歴史があるんだよ!」と、

身につけたコンテンツをどんどん教え合う姿が見られるだろう。

そして、そんな中で、説明がつかないことも生まれるはず。

そこで一度自分の学びや考えを振り返ることになる。

それがクリティカルシンキング

 

探索を終えた後、おそらく子どもたちは新たな疑問について

さらに探究を進めるだろう。ここまで子どもたちの心に火が付けば、

あとは子どもの自主性に任せればよい。

そんな中で新しい情報がどんどんつけたされていく。

これがクリエイティブイノベーションにつながる。

 

そして、自分たちで探索し、探究した成果を発表し合えば、

自信につながるはずだ。これでコンフィデンスも高まる。

 

こんな学習を、年間1回でもできたらいいなあ。

 

挑戦あるのみ!