これからの教育をあれこれ考える

未来を見据え、持続可能に生きていける子どもたちを育てるために、学校で何ができるのかを試行錯誤中です。

教え込み重視の学校現場

前回のブログの続きです。

今回はコンテンツについて。

今の学校で行われている授業は、

教師が一方的に教え込むことが重視されている。

「アクティブラーニング」になるように授業改善が進められていますが、

なかなか、というかほとんどできていないのが現状。

 

なぜ変わらないのだろう。

考えられる理由は3つかなあと思う。

1つ目は「変化することに対して不安に思っている教師が多い」こと。

2つ目は「今まで自分たちがしてきたことに自信をもちすぎている」こと。

そして、3つ目。正直、これがいちばん可能性高いけれど、

「教師が今の社会のニーズやこれからどんな社会になっていくか全くわかっていない、分かろうとしない」ということ。

本を読まない、SNSをしない、勉強会に参加しようとしない人が本当に多い。

教師は多忙だから、時間がないのはよくわかる。

でも、これからの子どもたちのことを考えるなら、教師が学ぶ必要はあると思う。

逆に、削ればいいと思う仕事もたくさんある。

遠足、校則、電話・・・・

うまく削ればいいのに。もっと子どもたちのことを考え、学ぶ時間を作る仕組みにするべきだなあ。

 

そして、こんな状況だから、

いまだに明治時代から変わらない、

教科書を使ってコンテンツを教え込む授業をする。

聖徳太子」という名前は知っていても、何をなしえた人物かわからない。

「〇〇年に何があった」は言えるけど、そのことが原因でその後の何につながったのかはわかっていない。

そんな広く浅いコンテンツを教えこんだところで、実生活で生きて働くコンテンツにならない。

 

だからこそ、コラボレーション、コミュニケーションをしながら自分たちで問題を見つけ出すことが必要。

問題を解決するためには、色々調べなければならない。理科、算数、社会・・・

色々なことで学び、知っているコンテンツを、問題解決のためにどんどん活用する。

そうすることで生きて働くコンテンツになる。

 

反対に、子どもたちが問題意識をもっていれば、

教師が教え込んだとしても、子どもがすぐに覚えられて使えるコンテンツに

なるのではないか。

 

そう考えると、

やっぱり、学習の導入(単元の導入)がもっとも大切なんだろうな。

 

結局はコラボレーション、コミュニケーションを楽しむことがスタート。

そういうことだと実感。